妊活クライシス
先日、「妊活クライシス」という言葉を発見しました。不妊治療をする夫婦の間に互いの気持ちに温度差が生じ、だんだんと不仲になってしまい最悪離婚に発展することも少なくないそうです。
不妊の原因にもさまざまな理由が考えられます。女性側に問題があることがフォーカスされがちですが、実は男性側にも問題があることも多く、それを夫婦できちんと理解しなければなりません。
6組に1組が不妊と言われる時代です。しかし、いまなぜこんなに不妊が増えているのでしょうか。今日は女性側が不妊になるケースをひとつ取り上げたいと思います。
強いストレスで不妊
女性も男性と同じように外で働くことが当たり前となりました。夫婦共働きはもちろん、残業があれば断れません。仕事が大好きで、仕事が楽しいと思えるのであれば問題はありません。しかし、仕事が大変で精神的に辛い期間が長引けば、身体はその期間ずっとストレス状態となります。そうすると、どういうことが起きるでしょうか。
人間の体は、ストレスがかかった時に、副腎からコルチゾールというホルモンを分泌して体を調節しようとします。ストレスと戦い、緊張状態を何とか緩和しようとするのです。しかし、これが短時間・短期間だったら問題がないのですが、長期間にわたると問題が生じます。コルチゾールがずっと分泌されると、女性ホルモンであるエストロゲンは増え、プロゲステロンが減ってしまい女性ホルモンのアンバランスが生じます。この状態は、脳が「妊娠する状態にない」と判断します。つまり、排卵をしなくなります。生理があるけれど、妊娠しない場合は、排卵があるかきちんと検査する必要がありますね。
常日頃、ストレスを解消する良い方法を見つけて、ストレス状態を長引かせないことが大切です。好きな映画を見たり、ペットに癒されたり、好きなものを食べたり(暴飲暴食はだめですよ~)してご自身を大切にしてあげて下さい。
それでは、本日もお読み頂きありがとうございました♪