海外では禁止でも日本ではOK
7~8年前までは香料が入ったものをよく使っていました。トイレの芳香剤、香水、柔軟剤、ファブリーズ、トイレットペーパー・・・数え上げたら切りがありません。当時は、何の疑いもなく香りがあるほうが、香りがないものよりも ”良いもの” と思っていました。
しかし、化学物質過敏症、環境ホルモン、化学物質の曝露と言った事を知ってからは、一体どんな化学物質が使われているのだろうか?健康リスクはないのだろか?と、アレルギーがひどかった私はこんなふうに考えるようになり、きちんと成分表示を確認するようになりました。
中には海外では禁止されているにも関わらず、日本では使用してもよい化学物質も多くあります。ですから、できるだけそういう製品は避けようと思い、難しい用語に苦戦しては頑張って調べてみたものです。
そんな努力の甲斐もあって、石油系の香料を嗅ぐと敏感に身体が反応するようになりました。特に、日本の柔軟剤は香料がものすごく強烈です!!密室である電車に乗るとその反応が顕著にでます。まず、鼻水がでるようになりました。そして、長く嗅いでしまうと頭痛が起こります。この反応は、”身体に悪いものが侵入してきたぞ!早く排出しよう!”という合図で、決して悪いことではありません。ですが、我慢もできないので、せっかく席に座れたと思っても、席を立ちあがりその場を離れざるを得ないのですよね・・・。
香料は安全性の確認が不十分
なぜこのような事が起こるかと言うと、香りはとても小さい分子ですので目には見えません。しかし、空気中を確実に飛んでいます。その分子は鼻の粘膜にぴたっとくっついて、そのまま身体の中へ入っていき血液にのって全身をめぐります。敏感な人は、ほんの少しの量でも体が反応してしまいます。
香料は約30~50種類の合成化学物質を混ぜて作られるそうですが、そのほとんどは安全性の確認がされているわけではなく、また、「香料」と一括表示されているため一体どんな化学物質が使われているかを消費者は知ることができません。
柔軟剤は要注意
柔軟剤には、香料以外に陽イオン界面活性剤(衣類をコーティングする)である塩化ベンザルコニウムも使われています。しかし、これは生殖毒性やDNAの突然変異が疑われていますので、こういった化学物質を使う事はどうなのでしょうか。こう考えると、原因不明の不妊で悩む男女が増加している事と全く関係がないとは言い切れません。※この塩化ベンザルコニウムを一番使っているのは、ファ〇リ〇ズだそうです・・・。
柔軟剤の被害はニュースでも取り上げられるなど、ここ最近では多く耳にします。スメルハラスメントという言葉もありますし、公害なる香害とも言われます。もし読者のみなさんの中にも私と同じような体験があれば、柔軟剤など香料が入っているものはいったん止めて、ご自身の体調を観察してみて下さい。
それでは、今日もお読み頂きありがとうございました♪