糖質の種類
糖質と言っても様々な種類があり、大きく「多糖類」「少糖類」「単糖類」の3つに分類することができます。まず、単糖類を見てみましょう。これは字のごとく、”糖がひとつだけ”のものです。ブドウ糖や果糖、ガラクトースと呼ばれるものがあり、腸から吸収される最小単位の大きさです。糖の性質は、この単糖がどんな組み合わせで、いくつ繋がっているか?によって決まります。
例えば、お砂糖(しょ糖)は、ブドウ糖と果糖がくっついた少糖類(二糖類)です。パンやご飯など糖質をたくさん含むものは、ブドウ糖がいくつもいくつも繋がっています。
果糖は果物などに多く含まれていたり、甘味度が他の糖と比べて高いので人工甘味料として利用されたりもしますね。
果糖は血糖値を上げにくい
摂取した糖質は、単糖類まで分解されて腸から吸収されます。ブドウ糖は、腸から血管内に吸収され、血糖値があがり、インスリンが膵臓から分泌されます。肝臓まで運ばれ、全身の細胞へとブドウ糖が送られてインスリンの作用で血糖値が下がります。エネルギーを作る材料(ブドウ糖)が各細胞へ運ばれましたが、余ってしまったブドウ糖は肝臓、筋肉、中性脂肪として貯蔵されます。
果糖の場合は、肝臓で直接代謝されるため血糖値をほとんど上げることもなく、インスリンの作用も受けません。だからGI値も低く20くらいと言われています。
しかし、余剰分はグリコーゲンとして肝臓に貯蔵するか、中性脂肪となってしまうのです。残念な事は、肝臓に溜められるグリコーゲンはそんなに多くないため、中性脂肪の合成にまわってしまいます!ですから、果糖を摂り過ぎるとやはり太る原因となってしまいます。
朝食時に食べよう
とは言え、果糖を多く含む果物(※果物にはもちろんブドウ糖も含まれています)にはビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルなどの栄養素もたくさん含まれていますので積極的に摂りたい食材です。実際、1日200gも摂れていない人がほとんどですので、食べ過ぎることもないと思います。
しかし、夜遅い時間に食べるのは、エネルギーをあまり使わなくなっている時間帯なのでカロリーオーバーになって中性脂肪を合成しやすくなります。ですので、朝は脳に必要なブドウ糖も枯渇していますし、朝食時にとることをお勧め致します(^^)
それでは、本日もお読み頂きありがとうございました♪