フロントラインプラスは安全なのか
愛犬・愛猫のノミ・ダニ予防、皆さんどうされていますか?恐らく多くの飼い主さんが使用しているのが、コマーシャルでもお馴染みの・・・
♪フロントラインプラスっ♪でしょうか?うちの子も去年の春頃まで使用していましたので10年以上お世話になりました。
しかし、ある日、ふと思ったんです。あの液体を滴下するだけで、なぜ1ヶ月もノミ・ダニを予防することができるのか?と。。。それで、成分について調べてみました。
フィプロニルは強力な農薬・殺虫剤
主成分が何か確認してみると’’フェニルピラゾール系のフィプロニルとメトプレン’’とあります。中にある説明書にはしっかりと「フェニルピラゾール系殺虫剤」!と記載してありました。殺虫剤って普通は虫に直接スプレーして殺すものですよね?!
さて、フィプロニルは、一般的に使われている農薬です。また、アリやゴキブリの殺虫剤(商品名はブラックキャップとか他色々)としても一般的に使用されている成分です。フィプロニルはかなり猛毒な成分で、ゴキブリの神経系にダメージを与えて殺します。海君、こんなもの10年以上も使ってしまってごめんね~(><)
ノミ・ダニ予防として1ヶ月以上も効果が持続するのは、体内でフィプロニルがずっと滞在し排出されないためです。それだけ残効性が高いと言えますし、皮膚から入れたものは肝臓で解毒されず、直接血流に乗り全身へまわりますのでやはり体の外に排出されにくいのです。注意書きには「内容液を直接手で触らないこと」と書いてあります。これだけでも安全ではないと言う事が分かりますね。
ちなみに、アメリカでは、フロントラインを使ってペットが死んでしまったと数多くの訴訟が起こされました。
(※メトプレンも同じく農薬・殺虫剤です)
フロントラインプラスを止めたら
うちの子は、フロントラインを滴下した数日後に必ず嘔吐(胆汁をもどす)していました。この症状が、フロントラインとの直接の因果関係があったかははっきりわかりませんが、フロントラインの使用を止めてから嘔吐することは1度もありません。
長期的に問題のある化学物質に曝露(触ったり、吸ったり、食べたり)していると、様々な機能障害が起こる可能性があります。問題視されている成分は使わないに越したことはありません。
予防医学とは「病気にならないように予防する」事が目的なので、病気になってから生活習慣や食生活を気を付けるのでは、ちょっと遅すぎたねぇ~となるわけです。同じように環境化学物質と呼ばれるものも日頃から注意しないといけません。これは、人間だけでなくペットも同じです。
もしフロントラインを使った後に、愛犬や愛猫の体調が優れない、いつもと様子がなんか違う、などのサインがあったら一度使用を止めてみて下さい。
でも、フロントライン使わなかったら何を使えばいいの?ノミ・ダニが心配!となりますよね。それについては、明日また書きたいと思います!
それでは、本日もお読み頂きありがとうございました♪